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2017 作品展のお知らせ

昨年7月に続き、今年も11月4日から個展を行います。
昨年と同様花々がテーマですが、室内でライティング撮影した新作の作品がメインになります。
場所は熊本県大津町で、水車のある製粉所だった古い建物をギャラリーに改装した素敵なカフェです。
お近くの方、どうぞいらっしゃってください。
よろしくお願いいたします。

Nikon D850 & 105mm f1.4 E

新しくやって来た Nikon D850 で試写してみた。まだほんのちょっとしか撮ってないが、新しい画像処理エンジンの恩恵なのか前機種に比べてカラーバランスが安定している。解像感も増してレンズを選ぶシビアさはさらに高まった。Nikkor 105mm F1.4 E を装着した重量や大きさのバランスはとてもよい。この組み合わせで撮った画は非常に緻密だが、それでいてとても柔らかく溜め息ものだ。ボケの美しさはSNSにアップする圧縮画像でも十分に見てとれる。悪条件の中に潜む美しさを引き出すのに特に優れた性能を発揮してくれると思う。

幻のニコンブロニー判カメラ

先月上京した際、帰りに羽田へ向かう前に品川インターシティにあるニコンミュージアムに寄った。
歴代のニコン製品がすべて展示されていたが、そこでとても興味深いものを見つけた。なんとブロニー判(6x7)のニコン製一眼レフだ。ファインダーはウエストレベルタイプのものが装着されているが、レンズもそれ用に3本揃っている。説明書きにあるとおり、このカメラは1966年に作られた試作機であり実際に市場に出ることはなかった。6x7判と言えばペンタックス67やマミヤRZなどがあるが、このニコンの6x7判はなぜ商品化されなかったのだろうか?当時からニコンは頑丈なカメラを作る実直なメーカーだということは広く知られていたが、このブロニー判一眼レフのフォルムは無骨に大きくそして重そうだ。採算に合わないからなのか?商品化されなかった理由は知らないが、この製品が世に出ていたら写真の歴史はまた少し違ったものになっていたかもしれない。

ダヤニータ・シン 写真展

東京都写真美術館で開催中の「東京都写真美術館で開催中の「ダヤニータ・シン インドの大きな家の美術館」展を見てきた。インドを代表するアーティスト、ダヤニータ・シンの日本初となる美術館個展である。彼女は欧米メディアの依頼でインド国内を撮影するフォトジャーナリストとして活躍した人物だが、貧困や格差のイメージが安易に求められる仕事に抵抗し、自らが知るインドをとらえるアーティストへと転身した。外国人の知らないインド、ときにインド国内ですら知られていないインドの姿が克明に写し出されている。モノクロプリントの質もとても素晴らしかった。

八ヶ岳連峰主峰赤岳(2899m)登頂

2月6、7日に八ヶ岳の主峰赤岳に登頂した。厳冬期の赤岳は8年ぶりになる。以前は一人で登ったのだが、あれから歳を取ったし一人は危険なので在京の山友と二人で登った。
ひさしぶりの赤岳は天候に恵まれなかった。風が強くて視界が悪かったので途中で何度も断念しようと思ったのだが、なんとか登頂できて嬉しかった。
今回は気象条件が厳しい赤岳への登頂だったので、撮影はほとんど諦めていた。しかしそんな中、数少ない撮影チャンスもあったのだ。経験から言うと、厳しい条件の登山中で一瞬の撮影チャンスに出会った時は最も危険である。なぜなら、そのチャンスを逃したくない気持ちが先走って焦ってしまい、動作や手順がおろそかになりがちだからだ。撮影できるかもしれないチャンスが来たら、まず行うのは安全な足場の確保である。できるだけ強風を避けるため、岩の窪みなどにザックをおろしてカメラを取り出さなくてはならない。オーバーグローブを着けたままだとカメラの操作はできないのでオーバーグローブを脱いでアンダーグローブだけで操作しなくてはならないが、オーバーグローブを脱いでいる時間は1〜2分くらいが限界だ。それ以上だと指先が冷えて強烈に痛くなる。いわゆる凍傷の初期である。強風にさらされているので体感温度はおそらくマイナス30度くらいだと思う。そしてその脱いだオーバーグローブが風で飛ばされないようにカラビナに固定しておかなくてはならない。もし飛ばされてその後の行動をオーバーグローブなしで行うとすればそれはもう地獄だ。ワタシの場合は万一のことを考えて予備のオーバーグローブを必ずザックに装備することにしている、もちろんアンダーグローブも。実際に撮影する時は両手でカメラを構えるが、その時は再度足場を確認して強風に耐えられるように幾分両足を広げてアイゼンを固く締まった雪氷にガッチリ噛ませて踏ん張った形をとって構えなくてはならない。行動時は常にピッケルを持ってより安全な姿勢をとっているが(ピッケルは命綱なのだ)、撮影の時は手からピッケルを離すのでとても無防備になってしまう。もし転んだりよろけたりしたら大事故に繋がる可能性がある。だから撮影時間もできるだけ短くした方がよい。落ち着いて焦らないことが重要だ。そうやってカメラを構えた途端、その撮影チャンスが過ぎ去っていることが多い。多いと言うよりほとんどそうだ。そんな中、やっと撮れたのがこの↓写真である。
https://ritz-imaging.jp/category/gallery/mountain/alps-yatsugatake-fuji
赤岳の山頂近くから一瞬姿を現した阿弥陀岳である。晴天の山も美しいが、このようなガスに煙る山はその厳しさをより表現できているのではないかと思う。

話は変わるが、無事下山して帰宅した翌々日にこの阿弥陀岳から二人の早稲田大学山岳部の学生が二人滑落したニュースが舞い込んで来た。そして先ほど知ったが、一人は意識があって助かったらしいが一人は頭を強く打っていて死亡したらしい。なんともいたましく悔やまれる事故だと思う。その事故のほんの3日前に撮った阿弥陀岳だが、なんか感慨深いものを感じてしまう。
体力も技術も未熟なワタシでも経験を少しずつ積めば厳しい登山も可能だということなのだ。いろいろ危険が多い冬の登山だが、実際登って観た山景はあまりに素晴らしく、脳裏から消えることはない。

Gitzo GT4543LS

長年使った重いアルミ製の大型三脚を処分した。脚だけで4.5kgもあったので持ち出すのにとても根性を要する代物だった w 。それに代わって導入したのが新しくモデルチェンジしたばかりのジッツオ・システマチックの4型。通常の使用だと3型でも十分なのだが、超望遠レンズの使用を考えるとやはり4型が好ましい(5型は重すぎるし、超望遠以外での使用で持て余すのでパス)。今やこのシリーズはすべてカーボン製でアルミと比べて遥かに軽い。いろんなバリエーションに対応していて様々な雲台の水平出しが容易だ。オプションでセンターポールも取り付けられる。また今回のモデルチェンジでイージーリンクコネクターが新たに装備され、マンフロット製のオリジナルアームを接続してレフ板やライティングアクセサリーがスマートにセッティングできるようになっている。ワタシにとってみれば確実に撮影法が広がる。ジッツオは安定性と耐久性がものすごく高い。なので事故や盗難などに遭わない限り大型三脚を買い換えるのはこれが人生最後かもしれない。この大型三脚を無理なく持ち運び、快適に使いこなす日々をいつまで続けられるか・・体を鍛えるしかないと思う(笑)。

ギャラリー&カフェ 水車物語

熊本地震から約2ヶ月半経ちますが、今もその爪痕は生々しく残っています。また連日の豪雨が重なって土砂災害が多発し、熊本はまるで呪われたように大きな試練に立たされています。
そんな中、私の作品展も中止を考えたのですが、ギャラリーの経営者の方と話し合って予定通り開催することにしました。6月から2ヶ月間、3箇所で行うのですが、7月前半は大津という町の「ギャラリーカフェ水車物語」で開催します。大津は熊本市と阿蘇のちょうど中間くらいに位置する町です。あまり報道には上がっていませんが、益城町、西原村から続く活断層の延長上にあり、被災状況はやはり深刻です。大津では特に地下水の水脈が壊れてしまって、農業用水が田園に供給できない状況になり、その結果今年は収穫がまったくできない田畑が半数以上を占めています。
ギャラリー水車物語は古くは製粉所として建てられて100年以上の歴史があり、その地下水脈を利用して水車が稼動していたのですが、前述のように水脈が途絶えて震災後は止まったままになっています。なんとか水脈が復活して、以前のように水車が動いてくれることを切望しています。

2016 石崎律郎 作品写真展
7月1〜16日、ギャラリー&カフェ 水車物語
熊本県菊池郡大津町室 125  tel : 096-285-7314
Open 9:00 – 18:00 月火曜日定休

2016 作品写真展

震災にもめげず、予定通りに行うことになりました。
このような時期、熊本では仕事や生活の立て直しに大変な方々がまだまだ大勢いらっしゃることと思いますが、一筋の清涼水になれたら幸いです。
お近くの方、ぜひいらっしゃってください。
※ 期間中は常在しているわけではありませんが、ご連絡をいただければ来られる日時にはできるかぎり居るようにします。どうぞよろしくお願いします。

被災しました。

14日 pm 9:26 、16日 am 1:25、最大級の大地震に見舞われた。二連夜で最大級の地震が来たのは日本では初めてのことだそうだ。私の住む熊本市東区は、最も被害が酷かった益城町から少し離れてはいるものの、やはりあちこちで倒壊している家屋なども見受けられた(写真)。幸いなことに、私の家は食器や調度品が幾つか壊れたくらいで大した被害はなかった。家具が倒れなかったのが奇跡的だった。撮影機材を保管している防湿庫も二つとも倒れなかったのだ。一回目の地震が来て、カメラやレンズはすぐにバッグ等に移して安全な場所へ避難させたが、こんな大地震を経験した後では精密機器などの機材の保管の方法は考えさせられる。
しかしそれよりも大事なことは身の安全だ。被災してわかった事だが、いきなりの大地震が来たその瞬間には何も出来ないと言うことだ。この日本ではどこに住んでいても大地震に見舞われる可能性がある。それを想定した日頃の対処が大切だと痛感させられた。熊本ではまだ長く続く余震は終息していないが、これを機に日本中の防災意識が高まっていくのを期待している。

ロケバッグを新調。

今まで使っていたカメラバッグがだいぶ傷んできたので新しいバッグに買い替えた。マンフロットのなかなか使い勝手のよいバンブルビー220というモデル。以前は KATA というブランドで作られていたモデルだが、現在は吸収合併されてマンフロットブランドとしてラインアップされている。近年のカメラバッグは各社いろいろとアイデアが工夫されたものが出揃っていて選ぶのが楽しいが、反面自分に合うものをよく吟味しなくてはならない。試しに詰め込んだ機材は・・・デジタルカメラが Nikon D810とD800、レンズが14-24mm f2.8、24-70mm f2.8、70-200mm f2.8、フィルムカメラがハッセルブラッド503cx とレンズ 50mm f4、80mm f2.8 。担ぐとけっこうな重さだが、工夫すればまだまだ収納できそう。ノートPCも15インチがラクラク収まる。機材に応じて仕切りも自由に変えられ、取り出しの際に他の機材が落下しないようにメッシュのネットが施されているのも気に入っている。あとカスタマイズとして、ウエストベルトは取り外しができるので普段は外している。細かい点で不満点もちょっとあるが、まあ大筋で使いやすくデザインも気に入っている。機材を快適に運べて、尚且つ安全に守ってくれる良き相棒となってくれると思う。