order

back to index

2015.8.31  AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8E VR

Nikon から新しくなった最高峰の標準焦点域ズームレンズが発表された。新しいレンズ名は「AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8E VR」。今までのは「AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8G」なので、GタイプからEタイプ(電磁絞り機構によって、より精度の高い露出が実現できる)にリニュアルされていることと、VR(Vibration Reduction)・・つまり、手ぶれ補正機構が搭載されている。また、Gタイプのオートフォーカスはとても速いが、Eタイプはさらに爆速を実現しているという。光学系も新しくなっていて、絞り開放時にはより柔らかく美しいボケが描写できるという。
Gタイプレンズがリリースされてから約8年近くずっと使って来たが、このGタイプの標準ズームも非常に優秀だしほぼ満足しているので、実際に使ってみて新しい Eタイプがどれほど進化しているのか見当もつかない。しかし、まだ使ってもいない状況でも判断できるマイナス点もある。それは大きく重くなっている点だ。大きさは写真で見るとおり明らかだし、重さは 170g 増している。
しかしそんな利点欠点は別にして、私が最も気になる点(Gタイプレンズでいちばん気になっている)がEタイプで改善されているかどうかなのだ。それはゴーストの発生である。逆光時や強い光源をファインダーに収めたとき、優秀なレンズとはいえやはりGタイプレンズではゴーストが発生することがしばしばあった。フードや手かざしを工夫したりしたが、時にゴーストにはとても悩まされてきた経験がある。ところがニコンのサイトで、新しいEタイプレンズの実写実例のひとつにとても強い光源の逆光例を見たのだが、見事にゴーストは発生していない!これには驚いた。これが本当なら(ウソではないはず・・w )高い投資をしても是非買い替えを検討したいと思っている。でも実際どうなんだろうか?標準域のズームレンズはあらゆる分野で最も使用頻度の高いレンズなのだ。発売は10月だという。今年の秋はまた悩みが増えそう・・。